自宅に感じる気配と声の正体

実は私、怨念、人の念がつきやすい体質のようです。

自分でそこに気がついたきっかけが数多くありました。

でもまさか、自分が生まれ育った場所で妙な体験をするとは思っていませんでした。

なぜなら、今まで暮らしていた中で何も起きていないからです。

私は時々裏庭あたりで何か気配を感じることがありまして、その気配がなんなのか、気になっていました。

動物的とも言えるし、黒く悪い気配にも感じました。重たく、良い念ではない、そんな感じです。

人か何かがいるような気配です。フーと前からやってきて裏庭の方へ消える、扉の開く音が聞こえて気配があるなど。

そして、いよいよ妙な声が聞こえてきました。それは裏庭に近い部屋にいる時のこと。

夜中に裏庭の方から複数の人間の話声が聞こえてくるのです。

男、老人の声のようでした。まるでお経のようにも消える声が私の頭の中で聞こえているだけなのか、それとも本当に聞こえているのか、判断がつかないのです。

幻聴が聞こえる病気を患っているのかとも考えるようになりました。

でも、同じことが繰り返されてきて、この家の敷地には何かあるんだろうなと考えるようになっていきます。

いわゆる赤の他人の霊道が通っていたり、身内の怨念が残されていたり、生き霊が飛んできたり…何かがあると考えていました。

ひょんな時に自分の祖母と接する機会があったのですが、重たくてなんとも言い難い気と祖母が出す気が同じだと気がついたんです。

この話は信じてもらえないかもしれませんが、人は特有の気を持っているのでその気が当てはまったんです。

祖母は私に対してあまり好ましい感情を持っておらず、嫉妬やマイナスの感情に近かったと思います。

まだ夜中の男の声の原因がわかっていませんが、ひょっとして別の場所の会話が念となって聞こえてきているのかもしれません。

いずれも良くない声です。最近その声は聞いていません。