祖父のお墓参りでの不思議体験

子供の頃の話なのですが、当時の祖父は病を患っていました。
横になっていることが多かったのもあり、一緒にお出かけした記憶が余りありません。

でも帰省した時には必ず祖父の部屋に遊びに行っており、私は祖父の事が大好きでした。
兄も一緒になってサーカスを観に行った事、ぶどう狩りに行った事は今でも鮮明に覚えています。

そんな大好きな祖父が他界したのは高校２年の時でした。
祖父が他界し、葬式を終えた後に、しばらく祖父をお墓参りに行けていない時期がありました。
その頃から不思議な事が起こり始めたのです。

久しぶりに帰省し従妹と和室の部屋でくつろいでいたら、従妹が「そこにお祖父ちゃん座ってるよ～」と言ったのです。

従妹は小さい頃（大人になって今は見えないそうです）に霊感があり、その従妹が言い出したのでビックリしました。
くつろいでいた和室は、祖父のお気に入りの場所だったからです。

「これは祖父からのお墓参りの催促に違いない」と思い、家に帰る前にお墓参りをして、そのまま車で帰宅する事にしました。
帰宅の時間になり、お供えのお花を買いに出かけ祖父のお墓に着いたら、何故かポツポツと雨が降り始めたのです。その日の天気は晴天で数秒前までは晴れていたのにです。

「雨は降っているけどお墓参りをしよう」と思い車から降りた瞬間に、次は私自身が吐き気を伴う不調にみまわれ始めたのです。
しんどかったのですが「これは絶対お祖父ちゃんからのメッセージだ。お墓参りを済ませないとずっとこのままだ」と思ったので、なんとかお墓参りを終わらせる事にしました。
不思議な事にお墓参りを終えた瞬間に、体調不良がスッと治ったのです。
今でもあの体験は忘れられません。

「お祖父ちゃん怒っていたのだろうな～お祖父ちゃんからのメッセージだったのだろうな」と今でも思っています。それからは定期的にお墓参りに行っています。