無念の死を遂げた霊たちからの警告
投稿者:やーしゅん (6)
これは、私の知り合いから聞いたエピソードです。
彼は当時30代の会社員でした。
しかし、上司との人間関係で悩み、所謂パワハラのような仕打ち
により精神的ダメージを受け、会社を辞めてしまってから数カ月
経った時の話です。
あんなにも頑張っていたのに、なぜ自分ばかりが責められなければ
ならないのかと自暴自棄になり、その頃から新聞やワイドショーで
他人の不幸なニュースにばかり興味を引くようになったといいます。
特に、新聞や週刊誌の不幸な事故や事件の記事を切り抜き、それを
眺めては「不幸なのは俺だけじゃない」とほくそ笑んでいたようです。
また、インターネットで残虐な事件現場や凄惨な事故現場の画像等を
収集するようになり、そういった情報を見てイライラを解消して
いたというのです。
夜更けまでそういった資料や画像を読み漁り、精神的にも欲求的にも
徐々にエスカレートしてしまったのです。もう彼自身では制御不能に
陥り、ダークな危険な映像を求めるようになってしまったそうです。
ある日のこと、夜中にトイレに起きると、家の中を何者かがモゾモゾ
と這いずり回っている気配がしたそうです。明かりをつけても何も
存在していない、そんな奇妙な出来事が何日か続いたというのです。
彼の特別な欲求については、SNSで発信もしていないし、それにほぼ
引きこもり状態だったので、家族や誰かに話したりはしていません。
誰かのいたずらや嫌がらせでもなさそうです。
すると、血みどろの凄惨な事故現場に居合わせる夢を、毎晩見るように
なっていました。
しかも、瀕死の被害者が助けを求めてきたり、腕や足が千切れている
状態で這いずり近づき、なぜ助けてくれなかったのかと訴え、睨み
つけられるシーンばかりだというのです。
恐ろしくて目を覚ますと、その被害者が白装束で座っていて、ずっと
こっちを見ている。
ただ黙って、ずっとこっちを見ている。
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