身内が亡くなる数日前
投稿者:KauKau (2)
私が実際に体験した不思議な話です。
当時私は田舎の高校を卒業し、都会の大学に進学したばかりでした。人見知りの私ですが、大学ではすぐに友人もでき、大学生活が楽しく、充実した毎日を過ごしていました。
私が住むアパートは通っていた大学から近い場所にあり、ワンルームの部屋が24戸ある学生向けアパートでしたが、このアパートに住み始めてから、不思議な気持ちになることが多々ありました。
これまでは霊感もなく、何も感じたいことがなかったのですが、住み始めて数ヶ月で金縛りになることがあったり、ふとした時に誰か見られているような感覚を覚えたり、自宅を数日開けて戻ると自宅の中の小物の位置が変わっているかのような感覚があったりと胸がモヤモヤするようなことが起きたのです。
最初は金縛りになっても、霊的なものを見たわけでもないため、疲れているんだと思って気にすることもなく、見られている感覚、小物の位置が変わった感覚も自分の気のせいであると思っていました。
実際、見られていたのかもわかりませんし、小物の位置が変わっていたのかもはっきりとわかりません。
そんな生活を続けて半年が経過したとき、また金縛りになり、またかと思いましたが、いつもよりも嫌な予感がしたのを覚えています。
その時の金縛りは横向きになって寝ている時に起きて、体が動かなくなって数秒後、自分の後ろにある水道からいきなり水が流れる音が聞こえてきました。
嫌な予感は的中し、水が流れ始めたのと同時に白装束を着た白い腕が私の後ろから伸びてきました。私は必死に金縛りを解こうと叫ぼうとしていましたが、なかなか解けず、数回繰り返したときにハッと解くことができました。解けた時には白い腕はなくなってましたが、水道はポタポタと水が垂れていたので現実に起きたものだと思っています。
後日母に話したところ、私が大学に入学してすぐ、私の祖父が体調を崩し、入退院を繰り返していたとのこと。また、私が体験した1週間後に祖父が亡くなったとのこと。
全て祖父が私に何かを伝えようとして起きたことなのかと今では思っている不思議な体験でした。
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