本当にあった虫の知らせ
投稿者:KauKau (2)
これは私の親戚のおばあちゃんにまつわるお話です。
私は幽霊とか超能力のようなものははっきり言って信じていませんでした。しかしおばあちゃんの不思議な体験を聞いてそれがひっくり返りました。
私の地元は山奥の超が付く田舎です。住んでいる人は皆知り合いでお年寄りなんかは数十年来の付き合いになるわけです。狭い村社会なのでその家の子供は今何してるとか病気がどうだとか大体知っているといった感じです。
とある日の早朝、普段は森に囲まれた静かな村にサイレンが響き渡りました。私の家の隣の家に救急車が止まっています。どうしたものかと駆け付けると隣のおじいちゃんが運ばれたらしいのです。昨日まで元気に仕事をしていた姿を見ていたのに突然の出来事でした。そしておじいちゃんはそのままなくなってしまいました。
あとになって詳しく話を聞くと親戚のおばあちゃんが夢を見て隣の家にまだ外も暗いような早朝に駆け付けたとのことでした。その夢というのが無くなったおじいちゃんが枕元に現れ、別れの挨拶をしたというものだったそうです。いたずらや嘘をつくような人ではないし、現に亡くなってしまったことがあまりに衝撃的だったことを覚えています。
そして更に驚きなのが、それは1回だけではなかったのです。同じようになくなる方が枕元に現れ、別れの挨拶をしていき、その人が本当に亡くなってしまうということがなんと3回も起きたのです。虫の知らせという言葉がありますが、まさしくそれが起きたのだと思います。
信じられない出来事ですが、長く深い付き合いの友情や想いのようなものが不思議なことを起こしたのかなと思います。
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