地元に古くからある不思議で不気味な公園の話
投稿者:オンネトー (4)
長編
2021/10/20
18:02
4,209view
これらの不気味な噂が絶えないことから、再び公園に町の役員が訪れた。そして、木のそばにいくと、何かが光って見えた。その光っている正体は、半分土に埋まっている硬貨であった。その硬貨を掘り出したところ、たくさんの硬貨が埋まっていることに気づいた。
掘り進めていくと、大量の硬貨のみならず、靴下、衣服などもでてきたらしい。
そして、最終的には白っぽい骨のようなものまで埋まっていため、その公園は一旦立ち入り禁止となった。
結局のところ、何が埋まっていたのかは誰もはっきりしたことはわからないそうだ。しかし、誰かが育てられない赤ちゃんを捨て、それが木となって成長し、夜な夜な動き回っているのではないかという不気味な噂が今もなお広がっている。
若者が見た奇妙なものも、若者が避けようとした木も、すべて嫌がらせをされて怒った、木の姿をした人間の仕業であると言い伝えられている。
このような噂があるからこそ、誰も公園で遊ぶどころか近づこうともしない。そして、なぜか公園の街灯も撤去され、公園の付近は常に真っ暗である。
何十年も前から、公園の姿は変わらないそうなのが、木は年々大きくなっている。
前のページ
2/2
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 16票
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。