祖母の最後の化粧で起きた不思議
投稿者:しょーてい (1)
今から10年以上前。
当時、中学生だった私は幼い頃から大好きだった祖母を亡くしました。
子宮頸がんで亡くなる数日前に病室で会った祖母は、直視できないほどに痩せこけていて、あんなに好きだったのに会話をすることができませんでした。
それから数日後の早朝。朝4時とかでした。
祖母の容態が急変しているのですぐ病院に来てほしいと連絡があり、
慌てふためきながら、祖父や叔母達に電話していた母の姿をよく覚えています。
亡くなる瞬間にも立ち会えて、最後はちゃんとお別れの言葉も言えて、
危篤になる前に少し祖母と話せたのが救いです。
祖母が亡くなり、祖母を自宅に送る霊柩車を待つ間、祖母の最後の化粧をしてあげました。大好きだった化粧をずっとできなかった祖母。
すると、祖母のいる個室の明かりが急に明滅しはじめたのです。
その明滅はすぐに落ち着き、また数分すると明滅を繰り返していました。
明滅するときは決まって祖母が特に気を使ってる化粧部位だったので、そうじゃないと意思表示をしているようで悲しい気持ちが少し和らいだのを覚えています。
祖母が亡くなった夜。
私は祖母が眠っている布団から起き上がって、祖父と楽しそうに話をした後に笑顔で消えていく夢を見ました。
母も同じような夢を見ていて、祖父は同じような夢で祖母と最後に話せたと言っていたのです。
最後に会いに来てくれたんだなと直感しました。
きっとあの夢は同じタイミングで祖母が最後に見せてくれた愛情なんだと思います。
あの日の光景は今も私の脳内に焼き付いています。
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