祖母の田舎に続く恐ろしすぎる風習
投稿者:蕗 (1)
祖母が大阪に出てくる前、田舎に住んでいた時から続いている、ある意味恐ろしい謎の風習があるので投稿させていただきます。
さすがに現代ではあまり行われない風習なのですが、それは風邪をひいた時ナメクジを丸呑みするというものです。
祖母によると、田舎のほうでは誰でもこれをやっていたとのことですが、とても信じられません。
私がそれを目撃したのは5年前、祖父の三回忌で親戚が祖母の家に集まった時でした。
近くで幼稚園の先生をしているお坊さんがお経を読み終えて説教を聞いてる間、喘息持ちの祖母が咳き込みながら寝室の方に引っ込んでいくのを見て、心配になり私も後を追って寝室に入る事にしました。
呼吸もヒューヒューと喉笛のような音が鳴っており、あまり体調が良くないのか?それとも線香の煙でやられたのか?など、色々思案しながらも、特に何もせず祖母の容態が落ち着くのを待っていました。
しばらくすると、ようやく落ち着いたのかベッドに腰掛けて毎年秋頃からは空気が乾燥してきて少し体調を崩すのだと訛りのある方言で祖母が話し始めました。
私は祖母が喘息持ちだということは以前から知っていたので、もしかすると必要になるかもと思ってポケットに忍ばせていたのど飴を取り出して祖母に食べるように言いましたが、なぜか怪訝な表情でのど飴を見つめた後私に突き返してきました。
なんでも血糖値を気にしているので飴を食べる事に抵抗があるとのこと。
まだ大した症状でもないから薬を飲むほどでもない、少ししたら向こうに戻ると言ってベッドに横になったので、私も納得して部屋を出ようとしましたが、枕元に置いてある茶筒?のようなものを取り出して何かを口に入れたのを見たので、
「それのど飴?」と祖母に問いかけると、ニヤニヤしながら私に茶筒を向けてきたので何も考えずに中を見ると
数匹のナメクジが茶筒の中でヌメヌメと蠢いていました。
まさかナメクジ食ってるのか!?
と驚いて、いつからこんなことをしているのか問いただしたところ、何十年も前から咳がひどくなるたびに自分でナメクジを採集して丸呑みしているとのことでした。
身体に良いどころか寄生虫など寧ろリスクしかないと説明しましたが風習を信じ切っている祖母は全く納得せず、ナメクジは良薬だと言い張って聞きませんでした。
何度も説明し、今は市販のエスカルゴを食べてもらう事で納得してもらっています。
これって怖い話になりますか?
怖い
ちょっと前の話だけど、アメリカの学生が、これやって長く苦しんだ挙げ句に亡くなったよね…怖い
昔は生きたままのカエルを飲むと良いって言っていた、という話を聞いたことがあります。
本当に怖いのは理由を自分の頭で考えもせず、どっかの素人の言う事を鵜呑みに信じる「盲信」やね。丸呑みだけに。
おばあちゃんが危険性を知り食用カタツムリで納得してくれたなら安心だけど、ぬめりが喉に良いという迷信があったのかもね