絶対人いたことが分かった俺は、
「人、人、人」
って繰り返してた。
「俺も見た!見た!」
早く出せっていった友人もそうやって連呼してて。
よくわかんないまま、そのまますごいスピードで上ってきたのとは反対側にある町にでて明かりのついてるコンビニを見つけてようやく俺たちは車を止めて一息ついた。
「今の何? 今の何なの?」
俺はパニックだった。
絶対車の助手席を開けようとしてたやつがいたことを確信してたからだ。
「人いたよな、いたよな!」
後ろの友人も興奮冷めやらなぬ様子だ。
「何あったの? 俺全然わかんなくて逆にそれが怖いんだけど」
後ろの席のもう一人の友人が何が起こったかわからない様子でそういった。
なんか状況を伝えようとするんだけど、マジでてんぱると何回も同じことを連呼したりしちゃうんだよな。
「5w1H」
友達がそういって、そうやって話そうとするけれど、もううまくまとまらない。
「さっきお姉さん声かけたときに懐中電灯であたりを照らしたら、山の中にお姉さんじゃない人が明らかにいた。いたよな、お前も見たよな」
友人が興奮気味にそういったけれど、俺の見たのと違うから、またもパニックになる。
それでも俺もなんとか興奮しながらも俺がみたことを話す。
「さっき女いたところで、助手席のドアあけようとする何かが窓の外にかがんでいた。音しただろ?」
何回かすり合わせした結果。
懐中電灯で照らしたときに、友人は山の中に女じゃない誰かがいて、こいつ一人じゃないのに何してんだと思ったらやばいかもと思って、車をすぐに出すようにっていったことだった。
俺は山の中に人がいたことはわからなかったけれど。
車のドアが開けられようとする音がして、見たら人がいたからびびったってことを話した。
たまたまあの時俺たちはUターンしてきてたから、助手席の俺とは反対側に女がいたから、俺は窓を開けなかったし。
友人の車がある程度の速度がでると自動で全部のドアがロックになるタイプだったから、ドアはあかなかった。
もしあの時俺側に女がいて、俺が窓をあけて話してたら。
友人がパーキングにいれてドアのかぎが開いてたら、どうなっていたんだろうってことを今もたまに思う。
























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