そんで終わったら、裏でお疲れジュース飲みね飲みねってジュースもらったんだけど。
一緒に真面目に練習してた男の子もなんか呆然としてジュースもってたから、俺ともしかしたら同じかもって思ったら。
やっぱり踊る場所にきたらしーんとしてて、何とも言えない空気があったっていってて、同じ同じって話が盛り上がってしまった。
そんで踊りでまるで避けた場所を通るように、風が通る変な感覚があったこととか。
最後小刀と手を突き出したとき変な感じがしたこととかをバーッと話してると神主が現れてこういったんだ。
「お前ら蛇は見えたのか?」と。
実際見えないから見えないって首をふったけれど、最後刃を突き刺すポーズをしたときに変な感覚がしたことをいうと。
神主が明らかにほっとした顔をしてたのを今も覚えている。
女は『豊穣の舞』、男の舞は『蛇狩り』。
蛇狩りという名称はもう使われなくて久しいけれど、なんかそういうことが家々で伝わっているのか今回のように女の子の時は舞手を希望する家は多いけれど、男の子のときはなり手がいない。
蛇狩りだ教えてくれたばあちゃんがなくなってから10年以上たつ。
次の世代の舞手は、男の舞は誰かが蛇狩りだとおしえてくれるんだろうか?
しーんと静まり返ったお堂。
舞の途中に感じた風が通り抜ける感覚。
あれが一体何だったのか?
豪雨災害のニュースもなんのその、秋の時期になるといまだに米がたわわにみのるばあちゃんの実家があった地区はまだ祭りをしているのだろうか?
続けるのだろうか?
次は蛇狩りだと誰も知らずに舞うのだろうか?
ペナルティーとはなんだったのか。
ばあちゃんがなくなったから詳しいことはそれ以上わからないし。
母もばあちゃんに怒られるのが嫌で、おれがこの話をしようとすると怒ったもんだから、もう真相はわからない。

























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