体長1メートル82センチ、体重208キロ。
眉間の弾孔が、佐藤氏の精密射撃を物語っていた。
子連れの兆候はなく、単独のオスだったらしい。
匂いに誘われ、市街地近くまで下りてきたのだろう。
俺たち第3中隊第1小隊は、任務を完遂し、連隊本部へ帰還した。
高機動車の中で、武田と畠山はまだ興奮冷めやらぬ様子で、
「あの木銃、折れるなんて……次は鉄パイプ持たせてくれよ」
と、冗談めかして笑っていた。
俺は左腕の痺れをさすりながら、黙って頷いた。
盾の残骸は、連隊の倉庫に「戦利品」として飾られることになった。
ひび割れたポリカーボネートに、熊の爪痕がくっきり残っている。
連隊長の佐々木一佐は、報告書を読みながら俺たちを呼び出した。
「中村二曹、武田三曹、畠山三曹。
君たちの行動は、自衛隊法の枠内で最大限の勇気だった。
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秋田県で活動された自衛隊の勇士の方々、そして今も日本中で熊と戦われている猟友会の方々に敬意を表します。
これはリアリティも読みごたえもある素晴らしい文章。本当に熊対策に携わった人か、そういう人にちゃんと取材したのかもしれないが、とても秀逸で、怖さも適切に表現された良作だと思う。
マジで面白かった!
次もお願いします!
良作!熊とのことについて精密に書かれている👌取材行ってきたのかな?
自衛隊の方々に感謝、そして猟友会のみなさんにも感謝を
文書だけなのにかっこよくて尊敬した