そして安心感から、
俺はその場に座り込んだ。
周囲には熊の一撃を防いだ大盾の残骸と折れた木銃。
そして空の催涙スプレー缶。
武田と畠山が戦闘後の緊張のためか、放心状態で肩で息している。
そして佐藤氏が近づいてくる。
「お前たち3人がツキノワグマを引き付けておいてくれたおかげで、間一髪だったが、なんとか仕留める事が出来た
それにほれ、あの男性も無事だったぞ、
良く頑張ったな」
そう言って佐藤氏は、険しい顔を緩めて、初めて笑顔を見せて微笑んだ。
### エピローグ
――数日後、矢島町の林道は再び静けさを取り戻していた。
あのツキノワグマの死体は、猟友会の手で迅速に処理され、県の検査機関へ運ばれた。
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