あの男性と犬は無傷。君たちが時間を稼いだからだ。
秋田県知事からも感謝状が届いている」
そう言って、連隊長は珍しく肩を叩いた。
だが、俺は思った。
――法の枠内か。
木銃と盾で、200キロの牙と対峙する。
それが「後方支援」の現実だ。
佐藤茂雄氏とは、任務終了後に別れの挨拶を交わした。
市民会館の駐車場。
雪がちらつく中、佐藤氏はライフルを肩に、右目だけを細めて俺を見た。
「中村班長。
あんたの援護がなきゃ、あの男性は死んでいたかもしれないな、
……自衛隊の若い衆も、なかなかやるじゃねえか」
俺は敬礼し、
「佐藤さんこそ、いえ、ハンターの皆さん方こそ、命懸けの活動、、私は生涯忘れません。
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