少し昔の話になるんですけどね。
俺がまだ若かった頃、医師になりたいという夢があった。
そのために専門学校などに通いつつも研修医をしていた。
毎日大変だったけど、1人でも多くの命が助かればいいなとそんな呑気なことを考えてた。
そんなある日。
ついに念願の医師となり、就職先も見つかったけど、すぐに転勤になった。
その転勤先が少し寂れた田舎町にあるところで、何もないところにポツンと立ってたんよ。
入院数も俺が行った時で30人くらい。
都心に住んでいたというのもあって、少し怖くなった。
でも看護師さんや他の医師も優しい方で、建物がちょっとボロっちいところを抜けば、まあ、、、って感じだった。
問題がそこの患者さん。
めっちゃ機嫌悪くてご飯のスプーンとかも投げる。
『味薄いんだよ!こんなゴミ食えるか!!!』って。
普段からイライラしてて、とても正気とは思えなかった。
そして数年後。
俺は妻と結婚して、幸せな生活を送っていた。
そして、それを機に医者も辞めることになった。
別に面倒くさくなったわけじゃないけど、妻やこれからの子供などのことを考えるとこんな田舎じゃ可哀想だから引っ越すことにしたのだ。
最後の出社日、俺は荷物をまとめて社員に最後の挨拶をした。
短かくて大変だったけど楽しい医師ライフだったな、と珍しくしみじみしながらスタッフ専用のドアを開けると、あの機嫌悪い患者がいた。
『おお、Mさん(俺)この病院辞めるんやな・・・。お前は頑張ったよ、噂では聞いてたけど・・・。まあ、ゆっくり休め。じゃあな。』と、ニコニコしながら帰っていった。
別に生活に支障はないけど、なんか怖かった。
期待してた人こんな内容でごめん。でも怖かった
























こわ
どこのびよういん?
お二方共早速コメントありがとうございます。
どこの病院かは匿名で。
この話は現在同僚のEが父から聞いた話です。
実際にお父さんが内科医で、そのような患者がいたと聞いております。
怖い話とは関係ないのですが、実は先日子供が産まれました。
3時間弱の長い出産となってしまいました。
待合室で待っていた時、ちょっと透けた赤ん坊の霊が見えました。
怖かった。
なんこのhなし