初投稿です
若い頃、興味だけは旺盛で、心霊スポットによく行った
そんな昔をふと思い出したので、若い方に、警笛を鳴らせておこうかと思い
文才ありませんが、投稿させて頂きます
30数年前の事になります
当時、心霊スポットとしては、地元群馬では有名な場所があり
先輩が行って気が触れて亡くなった話、バイクで通ると宙に浮く話、道の後ろを塞がれる話
様々ですが、とても近い人からの話がいっぱいあり、そのリアルさに怖がりの友人は絶対行かないって奴もいた、そんな有名スポットがあったんです
暑い夏の週末の夜だったと思います
暇を持て余した友人Kと、Y、私の3人で、誰が言い出したかも覚えてないですが
軽い気持ちでそのトンネルに行ってみようって事になったんです
ネギとコンニャクで有名な町です
私が18才の免許取り立てで車も持ってない頃、兄が仕事で使う古いオンボロのバンを持っていたんですが、それを無断で乗り出し私の運転で、3人で行きました
初めてでしたが、その頃の私は全く怖いもの知らずでした
霊感もゼロ、出るなら出て欲しい、心霊現象を見てみたいって思ってたのを記憶しています
そのトンネルへの道は、対向車が来たら路肩に停めて待つような
すれ違えないくらいの狭い道で、ガードレールのない場所から転落もするような山道です
新しいバイパスが出来て、昼間でも通る人が居ない道で
加えて恐らく日付が変わる時間くらいだと記憶してますので、もうまったく人なんて居ない
人が居るだけでビックリするであろう、山の中がより一層に怖さを増している場所でした
トンネルに着いたら、心霊現象を見る方法と言いますか、誰が言い出したか地元の肝試しの噂があったんです
北側から入った場合は、南の出口に広い場所があるので、Uターンしてトンネル内の真ん中に停め
窓を全部開ける
エンジンを切る
ライト類は全部切る
こうしてるうちに、何かが始まる
との事です
着くまでは、怖いもの知らずの私もワクワクしていましたが
まず、トンネルに着くまでに、倒木が行く手を塞いでるんです
行けねーしって(笑)
3人で車を降りて、しょうがない片付けたのを記憶しています
トンネルに着いたと思うと、おどろおどろしい入口、おどろおどろしいとはこの見た目以外に見つからないだろうと
車幅ちょっと程度の広さ、初心者運転には厳しい
昔の手掘りのトンネルなので、トンネル内がボコボコしています
3人が3人、オーって声を揃えた記憶もあります
トンネルを抜けます
Uターンできる場所ありました
なんと、火葬場の入り口です
これも聞いてなかったので、ビックリです
夜中に火葬場の看板がライトに映った時、怖いもの知らずとかないです
怖いです
もうなんて言ったらいいか、誰かがプロデュースした恐怖のアトラクションです
実際、怖いんですが、帰ろうとか言えない
そういう時って逆に人間、気が据わります
南からまたトンネルへ
真ん中くらいですか、停めます
エンジン切ります
ライト消します
真っ暗です
闇です
助手席のYの顔も見えないです
後ろの座席は、K
3人の顔も確認できないくらいの闇です
オンボロバンなので、手動の窓です
開けます
後ろも開けてるのが音で確認できます
もうこんな状況で白髪の生きているご老人でも窓の外に通ったら殴っちゃいます
黙ろう
3人で、黙祷
黙祷というか、ほんとの闇なので、目をつむっても開けても同じです
目を開けて黙祷したの初めてです
























へっ?