窓の中がずっと真っ暗だったのは、ずっと口の中を覗いてたからだった…
友達に向き直った後も暗かったってことは、俺が見る方向を変えてもずっとずっとそれに合わせるように動いて口の中を見せていたことになる
その不気味さ、執念深さに、見たことない女の姿が頭から離れなくなった
もしまだずっと、目の前で口を開けてたらどうしよう…
そう思うと恐ろしくて、あの夜以来一度も狐の窓をつくっていない
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怖いっす