その後、アパートの前に到着すると異様な光景を目の当たりにし立ち尽くした。
なぜなら、2階の3部屋からそれぞれ住人が出てきたのだが全員同じ顔。女性も長い髪の間から見える顔は他の住人にそっくり。
101号室の男性と雰囲気こそ違うが全員の顔が同じだった。
「え?は?何これ!全員同じ顔じゃん。気持ち悪。」
疲れてると思い、部屋に戻りすぐに横になった。
目を覚まし、軽く着替えて外に出ることに。
コンビニに行って何か食べ物でも購入しようと思った。部屋を出て、ドアの鍵を閉め、アパートの敷地を出た時にガチャ!っと大きな音がしたのでアパートの方を振り向くと私の部屋以外の住人全員ドアを開けてこちらを見ていた。
その顔は全員同じ顔。
私は走ってその場から離れた。慣れない土地を走ったので自分がどこにいるのかわからなくなってしまった。2、3分ほど全速力で走ったところで立ち止まり、膝に手をつきながら休んでいた。すると、ガチャ!とドアの開く音を聞いて、背筋がゾクっとした。
恐る恐る横を向くとそこにはアパートがあり、それぞれの部屋から住人が私を見ていた。
私は急いで走り始めた。曲がり角も曲がらず、ただ真っ直ぐ進んだ。しばらく走ったとこで立ち止まるとそこはまたアパートの前だった。
「ハァハァ、なんで、アパートに…これは夢か!そうだ!そうに決まってる。」
アパートの方を見ると誰も顔を出していない。
自分の部屋に戻り、鍵を閉め、安堵していると、
ガン!ガン!ガン!
ドアを叩く?音がしたのでドアスコープを恐る恐る覗き込んだが誰もいない…
ガン!ガン!ガン!
後ろから音がして振り向くと窓ガラスを叩いてる人物が…
隣の部屋のカーテンを少しだけ開けて見てみることに。
気付かれないようにソッとカーテンを少しだけ捲ると目の前に101号室の人が…
私はあまりの恐怖で気を失ってしまった。
目が覚めるとそこは見知らぬ部屋の中。
「○○さん、わかりますか?」
声のする方を見るとそこには101号室の男性が…
いや、よく見ると看護師さんが声をかけていた。
事の経緯を聞くと、どうやら私は空き地の隅の方で気を失っているのを見つけてもらい病院に運ばれたという。
「え?空き地?そんなとこ行ってませんが…」
「救急車が実際に行って運んできたので間違いないと思いますが…
親切な方が救急車を呼んでくれてよかったですね。しばらくは安静に…」
全く身に覚えのないことを言われたので気を失う前のことを思い出そうとしていると、部屋を出ていこうとした看護師が、
「そうそう、そういえば。○○さんが、気がついたらこれを渡して欲しいと。」
私は看護師から袋を渡され、中を確認しゾッとした…そこには101号室の男性に渡したはずの手土産が…
























引っ越しした時の自分の荷物はどこに行ったんですかね…
毎回けっこう怖いですね。
ぜいいん同じかおはこわいですね?
やばい
普通に荷物とか住民票とかいろいろ困る案件ですね