心残り
投稿者:ヒロ (4)
私は基本的に自分が体験した話しか書きません。
この話は私が体験した話の中で1番救われた話です。
怖くはないと思います。ですがぜひ読んで欲しいです。
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私には赤ちゃんの頃からずーっと一緒の幼なじみがいました。生まれた病院が一緒だったのと、親同士が同じ病室で、生まれた日も1週間程度しか変わらなかったこともあり私達はそのまま中学までずーーーーーっといっしょでした。
私の幼なじみはとても可愛くて、そのうえ性格も良いので男子からの人気がトテモ高かったです。
それをあまりよく思わない子ももちろんいました。私もそのうちの一人です。だって、いつもいつも比べられて正直うんざりでした。
それから幼なじみはいじめを受けるようになりました。当時私と幼なじみはクラスが違く、登下校以外会うことはあまりありませんでした。ですが噂というのはすぐ広まるもので、幼なじみがいじめられているという噂はすぐ回ってきました。
もちろん心配でした。いくら妬んでいたからとはいえ10数年を共にしてきた大事な友です。登下校の誰も見てない時に大丈夫かと尋ねても大丈夫の一点張りで私もこれ以上聞くのを辞めました。
そんななか私達はある大喧嘩をしました。原因は幼なじみが私がいちばん大切にしていた祖母から貰ったお守りを学校のプールに投げ捨てているのを見たことです。良く考えればいじめていたヤツらにやれと命令されていたということくらい安易に想像がつくはずでしたが、冷静さを失った私には幼なじみに対する怒りしか湧き上がらず、とても酷いことを言いました。
「大っ嫌い」
私はそう言って走って帰りました。初めてです。幼なじみと一緒に帰らなかったのは、この日が最初で最後でした。その日、家にかかってきた1本の電話は幼なじみの死を知らせるものでした。死因は溺死でした。あのプールに浮かんでいるのを警備員さんが発見したそうです。手には祖母から貰ったお守りが握られていました。
私は幼なじみが泳げないことを知っていました。優しい幼なじみのことだから、なんとしてでもあのお守りを拾ってくれるだろうということも分かってました。
私は逃げたんです。
あの日言ったあの言葉、今でも後悔してます。
私が殺した
ずっとずっとそう思ってます
幼なじみが亡くなったあと、ある噂が流れました。
それはプールに幼なじみの幽霊が出るというものです。きっと私を恨んでいるのだと思いました。
放課後、私は花を添えるためにプールサイドまで行きました。
すると突然耳鳴りと、息苦しさに襲われました。
気づくと少し前には幼なじみが立っており、顔は水を吸ってパンパンに膨らんでいました。目もありません。
少しづつ近づいて来ます。見た目のインパクトもあわさり私は腰が抜けて動けませんでした。
あっという間に目の前に来て私にこう聞きました。
「𓏸𓏸(私) わたし きらい?」
ぽっかりあいた2つの穴が私を見つめてきます。
「嫌いじゃないよ!」
こんにちはヒロです。読みずらく、分かりずらい部分が沢山あると思います。きっと、「ここ、どういうこと?」と思う部分が出てくると思うので、その時は遠慮せずコメント欄で質問してください。今回は個人的に皆様に伝えたいことを書かせていただく場面が多く、退屈だったかもしれません。すみません。最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。
全く退屈ではありませんでしたよ。
お守りを取るために溺死とはとても悲しい事で、後悔もした事でしょう。
誤解も解けて、嬉しく最後のお別れと共に成仏されたと思います。
ヒロです。温かいお言葉ありがとうございます
こちらで辛い思いをした分、向こうでは楽しく幸せな時間を過ごしてほしいです。
退屈ではありませんでした 感動しました
この人、人殺しじゃん。救いもクソもねえよ。
そうですね私は人殺しです。
皆さんはいじめられている人に手を差し伸べられる人になってください。
私のようにはならないで