夢と現実がわからなくなることが何より一番怖い
投稿者:Genuine (1)
この話は彼が小学5年生の頃の話です。
約10歳ごろの話です。彼はごく普通の家庭に生まれ、母親と父親の自営業と兄一人の次男坊でした。
兄とは6歳以上離れていて、親も自営の為ほとんど僕は家に帰ると夜まで一人の生活を送っていました。
いわゆるカギっ子といわれますね。
そんな彼はいつも一人なので極力みんなと遊べる時間帯はギリギリまで遊んだり、家にいるときはゲームや寝たりとかなり自由な生活を送っていました。
そんなある日の夜の事です。みんな寝ていて彼も夢の中にいますね。
彼のその夢は、祖母【おばあちゃん】と出かける夢でした。
冒頭でも話した通り、彼はほぼ学校の日や学校が休みの時でも一人の時間が多く自由な生活を送っています。
なのでおばあちゃんと出かけることは、好きなものを買ってもらえたり、うまくいけばばおこづかいも貰えると常に思っていました。
そして夢のお話に戻しますが、
おばあちゃんから花見をしたいから二人で車で花見にでも行こうとおばあちゃんから電話があり、彼は正直花見なんて興味はなく目的は一人で暇だし、
ワンチャンほしいもの買ってもらえるかお小遣いもらえるな~という考えもあり喜んで一緒に行くといいました。
そして彼の家に着いたおばあちゃんは、彼に言いました。
普段車乗らないし、こうやって二人だけでお出かけするのは初めてだから楽しみだと。
確かに家族と祖母で一緒に出かけることはあったが二人きりは初めてだった。
いつもは車の後部座席に乗る僕も、今日は二人の為助手席になりました。
家から車で1時間程度走る場所に向かうとの事で彼からしたら睡魔との戦いだと思いました。
そんな彼が助手席で睡魔と戦っているときに、ずっと光る赤いランプの点滅がダッシュボードらへんにありず~とそれが気になり見続けていました。
それを見続けていたことを途中でしったおばあちゃんは彼に、その点滅はシートベルトをしてないよ!と警告してる点滅だといいました。
正直その当時はまだシートベルトの規制もゆるくしないものだと思っていました。【今だとありえない】
彼はシートベルトの点滅と知ったうえで、その点滅を見ていることに集中しすぎてずっと見てました。
そしてその点滅を見ながら走る事40分が経過したころ、彼は本当に睡魔が来てしまい寝ようとしました。
ただ今まで見ていた点滅がなぜか気になり、彼はその点滅を消すために普段からしたことがないシートベルトをして、点滅を消したのです。
そしてそのまま寝てしまった彼は、その後ふと目が覚めたらなんと。。。。
交通事故に巻き込まれていました。
何が何だかわからなくなっている彼は、焦りと怖さと身動きが取れない感じで恐怖のあまり
お母さ~んとただ必死に叫ぶことしかできなかった。。
何回も何回もお母さんと泣き叫びまくっていたら、パッ!っと目が開き、
開けた視界には母親の顔とベットで寝ている自分の姿が見えた。
彼はすぐに夢だったのかと気づき、母親も泣き叫んだため急いで起こしに来たと言ってきた
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