ぼくとモコとばあばとじいじ
投稿者:きらりっこ (1)
不思議というかなんというか、もしかしたらただの偶然かもしれません。
今から4年前と今現在のお話になります。
4年前、我が家の愛犬ぼくが下痢・嘔吐・歩行困難となり、動物病院へ受診に行きました。
検査していただいた結果、「急性膵炎」であることが判明しそのまま入院という形になりました。
入院中は毎日仕事帰りに動物病院に立ち寄り、「早く元気になって一緒にお家に帰ろうね」とぼくに話しかけるという日々がしばらく続きました。
私も急性膵炎に2回ほど罹ったことがあるのでどれほど痛いかよくわかるのでとてもつらく、家に帰ってきては涙する日々でした。
11月15日朝方、病院の先生から電話があり、先ほど息を引き取ったと連絡があり、泣きながら迎えに行ったのをよく覚えています。
話は変わりますが、私の母は足を骨折し手術をした結果、寝たきりの状態となり何年も前から施設に入所していました。
明日は、ぼくの合同法要という日の夜中3時ごろだったかと思います。
施設の方から電話があり、母が寝ている間に亡くなったと連絡が入りました。慌てて父と共に、母を迎えに行き、まだ温かい母の手を握り涙しました。
3か月ほど前に大好きだったぼくを失ったばかりなのに、母まで……。
神様はなんて意地悪なんだろうと神様を恨んだりもしました。
時間の経過とともに涙することは減ったものの、なかなか悲しい気持ちは消えませんでした。
そうこうして3年…4年が過ぎた2022年、我が家のフレンチブルドッグのモコのおっぱいにしこりがあることに気づき、病院を受診。
細胞診はできないため、手術をしてしこりと、子宮・卵巣すべてを摘出することになりました。
鼻ぺちゃであるフレンチブルドッグやパグなどは、麻酔から覚める際に命を落とすリスクがあります。
とはいえ、先生にモコちゃんは大丈夫と言われ、手術することを決意。
そして、無事手術も成功し、今は元気に自宅で走り回っています。
モコちゃんの手術も終わって無事新年を迎えることができた1月2日のことです。
父親が「腰が痛くてうまくあるけない」といい寝て過ごすようになりました。
御年86歳…高齢だし心配だなあ…と思っていましたが、やっとかっと歩けていたはずなのに次の日にはハイハイでトイレに、1月6日にはとうとうハイハイもできなくなり、姉と義兄と3人で病院へ。
診察の結果、原因は不明だけどしばらく入院して体を休めながら歩けるようにリハビリしようといってくださり入院することになりました。
今現在も検査やリハビリをしながら退院に向けて父親は病院で頑張っています。
思えば、ぼくを一番よく面倒見てくれたのは母親。モコちゃんを一番よく面倒見てくれたのは、父親。犬が具合が悪くなると、母親、父親まで具合が悪くなる。
ぼくが天国へ行ってしまって母親も天国へ。モコちゃんが病気になって父親も。今回モコちゃんはよぼよぼになってしまったけど、無事に家に帰ってきたから、父親もきっと家によぼよぼでも帰ってきてくれる。そう信じて生きています。
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