小学生の時に少しトラウマになった夢に出てくる話
投稿者:乃木の本丸 (1)
いつもよく遊ぶ男女4人組で何気なく公園で会話をしてる時の話です。
1人の女の子が「怖い話があるんやけど聞く?」と言い出してきました。
私は「怖い話は無理やからいいわ」と言うと、その子は「この話を聞いた時点で話を聞かないといけないルール、しかも夢に出てくる怖い話で夢の中で助からないと一生夢の中で過ごすことになるよ」と一方的に言われました。
当時の私は夢から出てこれないのは困ると思い、怖がりながらもその話の詳細を聞くことになりました。
その話は夢の中で五体不満足の女の子が鎌を持っていて、その女の子から逃げ切らなければならない、捕まってしまうと夢から出れなくなるといった話でした。しかもその怖い話を聞いた時の服装のまま夢の中で現れる女の子から逃げきらないといけないのです。
その時は夏場と言うこともあり私はサンダルでした。夢の中で現れる女の子はものすごいスピードで追いかけてくるため走り易い靴でないと逃げきれないとのことでした。私はすぐに自宅へ帰り、サンダルから1番走り易い運動靴に履きかえて公園に戻り、話の続きを聞きました。
夢の中では女の子が追いかけてくるだけでなく、逃げている道中にある複数のドアから正解を選ばなければならないというルールでした。しかもそのドアも一つの場合もあれば数十個のドアが並んでる時もあったりと個人差があるとの事でした。
ドアが一つの場合はそのドアに入れば夢から覚めてクリアできます。複数のドアが並んでる時は必ず左から3番目のドアに入らなければなりません。間違って違うドアに入ってしまうと一生夢から覚めずに夢の世界で過ごすことになってしまいます。
私は夢から覚める方法をメモに書いて夢の中に持っていこうと思いましたが、友人いわく夢の中には持っていくことができないらしく、攻略法を忘れずに覚えておくしかないとのことでした。
怖がりながらも話を聞き終わりいざ夜を迎えました。当時の私は夢に出るのが怖すぎて、寝ずに朝まで起きておこうと思っていましたが耐えきれずに寝てしまいました。
翌朝何事もなく朝を迎えることができ非常に安堵しましたが、数日間は寝る前にこの話を思い出し、「夢に出たらどうしよう」という不安にかられ、しばらく中々寝付けない日々が続きました。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。