横で寝ている人
投稿者:朝のお供 (1)
電話 「プルルルルー」
担当者「もしもし?どうされましたか?」
私 「私の部屋に知らない人が寝ています。」
担当者「はい?どういうことですか?」
私 「分かりません。」
担当者「すぐ受付に向かいます」
私 「すぐお願いします。」
そして、担当者が受付に来てそのまますぐに私の部屋に向かいました。
担当者が私の部屋に入りその知らない人に声をかけました。
担当者 「寝ている部屋違いませんか?」
担当者が声をかけましたが、知らない人は何も言わず、ぬくっと起き上がり、そのまま私たちの部屋を出て行きました。
その時私は驚きました。
60代くらいの女の人だった、、、
その謎の女の人は、私たちに何も言わず、謝罪もなく、まっすぐ突き当たりの1番奥の部屋に入っていきました。
私の頭の中は意味不明な状態でいろいろ考えました。
認知症入ってる?と思いましたが、
何の迷いもなく1番突き当たりの部屋にさささっと帰っていったと言う事は自分の部屋をわかっていないと言う事は無い。
そのまま担当者は、気持ちが悪いので新しいお布団にしますね。と言われ、そのまま新しい布団が来るのを約10分ほど待ち、新しい布団は祖母の部屋に持っていき、その日はそのまま寝ました。
翌日の朝の朝食は、大部屋で、宿泊されている他の家族もみんなでご飯を食べるのですが、その謎の女の人もその部屋にいました。
何事もなかったかのように黙り朝食を食べている姿にぞっとしました。
そのまま謎の女の人は10人ぐらいの家族で来ていたようですが、誰も何も言わずに普通に朝食を食べており、夜中のことも何も私たちには言う言葉もなく、そのまま部屋に帰っていかれました。
今回の旅行は私たち家族にとって、初めて大家族で行く旅行ですごく楽しみにしていましたが、このような不思議な体験をしたことで、一生思い出に残る旅行となりました。
私の母から言われた、「鍵は絶対に閉めないでね」から始まったこの経験は、ひとつ間違えればとても危ないことに巻き込まれるかもしれないと思うと、これから旅行に行く際は必ず鍵をかけて、寝ることを肝に銘じていこうと思います。
ただ最後まで謎だったのが、なぜ祖母祖父の部屋のスリッパが1つなくなってしまっていたのか、、、
もしかすると、一度303号室に入っていったが、寝る場所がなかったから302号室の私たちの部屋に入ってきたのか、、、
これは予測にしか過ぎません。
後々兄夫婦にもこの話をすると、兄夫婦はちゃっかり鍵をかけて寝ていたようです。
怖すぎ!