父の体験談です
投稿者:やんがす (4)
短編
2022/09/10
01:02
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私の父親は物心つく前からかなりの霊感の持ち主だったらしく昔から金縛りは日常茶飯事、薄っすらではあるけれど何か不気味な声や悲鳴が聞こえたりという事はほぼ毎日だったらしいです。
そんな父親に最近聞いた話でかなり怖かったのが、父が大学生の頃、実家から離れ東京で一人暮らしをしていた時の出来事になります。
その地で数ヶ月過ごし慣れた時期に物凄い恐怖体験をする事件が起きたそうなのです。
それはいつものように大学へ行きバイトをし、深夜家に帰宅し、浅い眠りについた大体丑三つ時に起きたそうです。
急に仰向けで寝ている自分の腹部に大人一人分程の途轍もない重さを強く感じ、時間が経つごとに息がしにくくなる苦しさで、激しい恐怖の中目を開けたらしいのです、するとそこには見知らぬ青白い生気の失った痩せこけたお爺さんが居たらしいのです。
父の腹部の上に正座をし、物悲しそうな目で何かを延々と呟きながらずっとずっと真下で固まり動けない父の恐怖に染まった顔を見つめていたらしいのです。
服装は死に装束だったらしいので、もしかしたら父の借りたマンションで亡くなり何か未練があり成仏出来ない地縛霊だったのかもしれないと父は言っていました、今でもよくこの話を思い返す度に言っています、あの出来事が今まで生きてきた中で一番怖かったのだと
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お父様凄い体験してますね。