「マジで姥捨山だったんだな」
Aは真相を羅列した後にそんな感想を零していましたが顔は笑っていませんでした。
因みに、どうして夢の話で知人の母だと分かったのかと聞けば、笑い方が「あばばばば」と特徴的なものだったからと話してくれました。
そんな稀有な体験をした僕は無事に高校生になりました。
久々にお盆で祖父母の家に帰省すると、随分と背が伸びて小麦色に焼けたBや女子高生となって若者言葉を使う我の強いCと再会し、時の流れをしみじみと味わっています。
ただ、Aは大学受験に失敗して滑り止めに入ったらしく、昔以上に軽薄そうな風貌になっていましたが、見た目云々よりも当時の恐怖体験の原因そのものなのでCからは会う度に罵倒されていました。
それでも親戚一同誰も欠ける事無く病気もせずに生活できている事に感謝しています。
前のページ
9/9
この話は怖かったですか?
怖いに投票する 147票
























ちょっと長かったけど読み応えあって面白かったです
埼玉に姥捨山あるって話を思い出した
夢に出そう
あばばばばばばばば
長野県に姨捨って地名あるよ…
ググってみてください
風邪引いたときになんとなく読んだんだけど強すぎて風邪なおった
ググったら姥捨山城跡が栃木にあった件(怖い)