得体のしれない不思議な光
投稿者:Kiseki (4)
怖くもなんともないのですが、すごく不思議な体験を思い出したので投稿させてください。
高校生の頃の実体験です。
当時、家の近くの丘を越えたところにある高校に通っていました。丘の頂上はとても見晴らしがよく、晴れた日にはよくそこで景色を眺めてから帰っていました。その場所は崖のようになっていて、ギリギリのところより少し手前までしか行けず、真下がどのようになっているかはよくわかりません。おそらく真下あたりは何もない場所で、その先に住宅地が広がっているのだと思います。
ダイエットを始めた私は、毎晩ウォーキングをすることにしました。折り返し地点は、昼間に景色を眺めているその場所です。夜は、また違った表情になり、それもまた最高の眺めです。ある晩もウォーキングの休憩がてら、そこで座り込んでいました。遠くには綺麗な夜景が広がっていますが、街灯もなく、周辺は真っ暗です。
それにもかかわらず、突然、背後からあまりにも強い光を感じました。
「何かがおかしい。」そう思っているのに振り返ることができません。それどころか、体が固まったように動かないのです。そして、光はゆっくりと、私を追い越すように崖の下へと降りていき、最後には視界がかすむほどの眩しい光を放ちながら消えてしまいました……。
光が消えてほんの数秒後、私はやっとキョロキョロと首を動かし、周囲には何も変化がないことを確認しました。長年その場所を訪れていますが、後にも先にも、それほど眩しい得体の知れない光を見たのは、その一度きりです。光の正体が一体何だったのか、未だにわかりません。
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