前に住んでたおじいちゃん
投稿者:ameri (1)
私が中学三年生の時の話です。
両親が離婚して、母と弟と私の3人で
2階建てのアパートに引っ越しました。
弟がまだ小さかったため
3人で生活するには十分な間取りでした。
私の部屋は磨りガラスの引戸の部屋でした。
うっすら部屋の外が見える程度のガラスでした。
おばあちゃんちとかにありがちなやつですね。
引っ越しして何ヵ月かたったときからでしょうか。
毎晩夜中2時から3時くらいに目が覚めるようになりました。
うなされたり、変な夢を見たり、金縛りとかではなく
ごく自然にスーッと起きちゃうんです。
そして磨りガラス越しに人影が見えるようになりました。
最初は母がトイレに起きてきたんだと思ってましたが
よく見るとおじいちゃんであろう腰が少し曲がってる影でした。
毎晩のように私の部屋の前を通過していくんです。
何も怖いことはされません。ただ通るだけ。
母に「ここ前おじいちゃん住んでた?」と訪ねました。
母はビックリした顔で「私たちの前おじいちゃんが住んでて
病気で亡くなったみたいよ。おると?」と言われたので
「毎晩のように私の部屋の前を夜中通っていくよ!」と伝えました。
母は「あんた見えるんやねー弟には言わないでね!怖がるから」と
言われました。そのあともたまに目撃してましたが
いつの間にか私が夜中に謎に目が覚めることがなくなったので
見なくなりました。成仏したのかな。
これがわたしが初めて幽霊さんを見た出来事です。
そのあとは普通に感じたり見えたりするようになりました。
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