焼けただれた人
投稿者:Low (2)
子供の頃から多少の霊感があり、よく見知らぬ人から手を振られることがあった。
手を振りかえすと母は決まって振ってはダメと言っていた。
少ししてあの人はもう生きていない人。霊感がある人にしか視えないこと。
相手にそれが知られるとついてきてしまうこと。を知った。
大学生になり友達と肝試しに行こうということになった。
正直不安だった。しかし興味もあり友達と【首吊り廃墟】というところにいくことにした。
はじめは何もなく友達ともこんなものなの?と話しながら
進んでいくと途中で空気が変わった気がした。
友達に聞いても何も変わってないと・・・私は嫌な予感がしたが
友達と一緒だし大丈夫だろうと思いそのまま歩みだした。
すると耳元で【助けて】と聞こえ振り向くと誰もいない。
気のせいだと思い、でも怖くなったので友達に帰ろうというと
友達は不満げだったが帰路につくことにした。
帰宅途中だんだんと頭が痛くなり、私は家につくなりベッドに倒れこんだ。
夜中にとてつもない頭痛に襲われ寝ていられなくなり、目を開けると
ベッド脇に真っ黒い人が3人立っていた。
怖くなり母を呼ぼうとしたが声が出ず、動かない。
しばらくすると3人はいなくなり同時に動けるようになった。
と同時に気持ち悪くなり激しく嘔吐した。
翌朝母に話しをすると母は【昨晩帰ってきたとき焼けただれた人が3人ついてきてた。昨日はどこにいっていたのか】と激しく怒られた。
調べてみると昨日訪れた場所で火事があり数名が亡くなっていたことが分かった。
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