かなしばりと男の子

実家だったり旅行先で金縛りに合うことが頻繁にあるのですが、大体は身体の疲れなんだなと思うような硬直具合と、何も見ないのでそのまま寝てしまうのですが、数回ほど見たことがあります。

まずは北陸地方へ旅行に出かけた際、泊まったホテルでの出来事。

通された部屋に最初から違和感を感じていましたが、まぁ寝るだけだし、と気にせずそのままお風呂に入ってベッドに横になりました。

しかし、あまり寝付けずうつらうつらとしかけた時に金縛りに合いました。

意識ははっきりしていたので、結構出歩いたし身体の疲れかなぁと思っていると、身体はきちんとベッドの上にあるのに意識はベッドの下にあるのが分かりました。

ベッド下に何かいる、と思った瞬間にそこから這い出してくる白い手。そのままズルズルと小さな男の子がベッドの下から這い出してくるのが見えましたが、眠気に負けたのか恐怖で気を失ったのかその先どうなったのか分かりません。翌日起きた時にベッド下を覗き込んでみましたがらもちろん何も無く、夢なのか現実なのか未だに分かりません。

2つめは実家で金縛りにあったこと。

何度か実家では金縛りに合い、数回何かしらされているのですが1番不思議だった出来事を。

休日の午後、布団の中で昼寝をしていると金縛りに合いました。寝ていても意識は起きているため、またかと思いながら身体の硬直が解けるのを待っていました。

すると枕元で誰かが走り回る音が聞こえました。畳に布団を敷いているのでペタペタと畳の上を素足で走り回るリアルではっきりとした足音でした。足音は小さく、幼い子だなというのが分かったのですが家には子供と言える年齢の人間は居ないため、誰が遊びに来ていたのか、今でも不明です。

幻覚なのかもしれないですが、怖いので勘弁してほしいです。