黒魔術師にライバルがいなくなるよう依頼した結果
投稿者:peace (1)
「亡くなった先生方は、それまで一度も重い病気にかかったことのない元気な人たちよ。わたしも前から知っているけど、体格も良くて運動も欠かさずしていたわ。
健康診断もしてたってご家族が言っていたし、やっぱり心臓発作は不自然だって。
お医者様も、今まで前兆がなかったのに急にどうしたんだろうって、首をかしげていたそうよ。
わたしも内心不思議だったけど、やっと納得がいったわ。オーナーはいい人そうに見えたけど実はかなりお金に欲深いの。
ライバル塾の存在がよっぽど面白くなかったのね…。黒魔術師に依頼したことを全く後悔していなくて、つい最近、ちょっと自慢げにわたしに教えてくれたわ。
それを聞いた時はもうショックで。
だって、人殺しを依頼したことを自慢するなんて、信じられないでしょう?もし彼女の機嫌を損ねたら、次に狙われるのはわたしかもしれないわ。
だからもう辞めることにしたの。」
話しながら彼女はだんだん震えていました。恐怖を感じていたのでしょう。
「そうだね。それがいいね。」とやさしく慰めて送り出しました。
実は、こういう発展途上国では黒魔術師の話をよく聞きます。このように人殺しを依頼するケースもあれば、恋愛相談を請け負い意中の相手に惚れ薬を仕込む、なんて話まであります。
どこまで真実なのかはわかりませんが、近所ではわりとよく聞きますし、どこの魔術師が最も効果があるかという話でもよく盛り上がります。
当然、対価はなかなかの金額です。借金をする人までいるくらいですから。
魔術師に依頼するときは他の人の目に触れてはいけないようで、こっそり夜中に訪れるのが定番のようです。
ふだんはニコニコと中良さそうに接している人から、実は裏で恨みを買ってるなんてこともあるかもしれません。
面と向かってケンカをしない代わりに黒魔術師に始末を依頼することもあるなんて、ちょっと怖いですね。
それを聞いた時わたしもさすがに震えました。
今でもその国では黒魔術が盛んです。具体的に何を使っているのかはわかりませんが、訓練が必要なようです。
その国に限らず、世界の発展途上国ではそのような呪いや魔術にまつわる話がたくさんあります。
魔術に使う頭蓋骨を家の前にぶらさげ、それを看板がわりにしている家まであるほどです。
海外へ行くとつい気が緩んでハメを外してしまいがちですが、行動にはじゅうぶんきをつけてください。どこで恨みを買っているかわかりませんし、そこで呪いをかけられているかも予想がつきませんから。
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