友達とのカラオケ
投稿者:あかり (2)
怖い話と言いますか、気持ちが悪い話になるかもしれません。私自身、こういった投稿をするのは初めてなので誤字脱字や文法など至らない部分は目を瞑ってくださると嬉しいです。
とても仲が良い友達とカラオケに行った時の話。
夏休み、偶然どちらも予定がまるまる無い日があって。「カラオケ行って、ゲーセン行って遊びまくろう!!」という遊び尽くす名目で出かけました。
この時中学3年生の受験シーズンでなかなか遊べないこともあり、ゲーセンで遊んで雑貨屋に行って散財し、やりたい放題(人には迷惑がかからない程度に)して最後にカラオケへ向って2人で歌い始めました。楽しく歌って笑って1時間ほどした時、唐突に部屋のドアがバンッ、バンバン!!!と音を立てました。
友達と集中して歌っていた最中だったので本当にびっくりして2人で揃ってドア(大きく擦りガラスになっているタイプでした)を見ると、たぶん50代?くらいのおじさんがドアに張り付いてこっちを見てました。
じいいいいいいいいいいいいいいい〜っと真顔で、目を大きく開いてドアの向こうの私たちを凝視してたんです。そのくせ、ドアは開けて来なかったから不思議ですよね。
当然私たちは困惑して「え、何?」「誰?」みたいな感じで顔を見合わせてました。曲はなぜか止めたらいけない気がして止めませんでした。おじさんは次の曲になっても、またその次の曲になっても、次の次の次の次の次の次の曲になっても離れません。
私が痺れを切らして設置されている電話で店員さんに助けを求めようとしたとき、おじさんがやっと動きました。
でもドアから離れたわけじゃないんですよ。
手を双眼鏡みたいに目に当てて、擦りガラスとぴったり密着してまたじいいいいいいいいい〜っと見てくるんです。しかも、何か呟き始めました。
いよいよ気持ちが悪くなって、これはやばいんじゃないかと思って電話の子機を取ると、見えていたのか偶然かおじさんはドアからぱっと離れてどこかに行ってしまいました。
で、その時見えたんですけど。
おじさん、手に大分大きめのハサミを持ってたんですね。
ああもうこれはだめだ、と思って30分くらいしてまた来ていないことを確認してから部屋を出ました。
友達も私もぐったりしてて、その日はまだ遊べたのですが真っ直ぐ家に帰りました。
以上です。
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