ご退去いただいた?
投稿者:こぼんち (2)
翌日興奮した様子の母親は語りました。
トイレに行きたくて目が覚めたら金縛りにあっていたと、しかしゆっくりではあるが手が動く
目をつぶったまま起き上がりたくて手を横に伸ばす。
トイレに行きたい!その一心だったとのこと。
なにかを掴んだので力を込めて握り起き上がるために引き寄せたそうです。
しかし気が付きます。
右手は壁の方だということに。
左に父親が寝ている、では今掴んでいるものは?と思ったところでふっと軽くなり握っていたものはなくなった。
急に怖くなったがトイレにはいきたい、父親を起こしてついてきてもらったとのこと。
昨夜のあれはそういうことだったのかと。
その後父親も続けて今度は顔を見たというのです。
母のトイレに付き合ってベッドに戻りウトウトしていたところ、顔になにかモソモソと触る。
目を開けると女がこちらをベッドの頭側にある棚?の後ろから首だけ出してお辞儀をするように覗き込んでる。
顔に触れていたのは女の長い髪だったそうです、びっくりして声を上げようとしたら消えてしまったと。
ベッドの頭がわは縁側を仕切るガラス戸と壁です、人が立つスペースはない。
その後はろくに眠れなかったそうです。
私も昨夜の話をしたところ、おそらく同じ人物であると。
恐怖体験をしなかったのは0感の弟だけだったようです。
動じないどころか追い出してしまう私でさえ恐怖したそれはとても危険なのではないか?と父と母もしばらく怖がっていましたが特にそれから問題も起きることなく、そのまま高校生になりました。
新しくできた自称霊感持ちの友人が一人部屋になった私の部屋をみて「お坊さん?みたいな人がいる。あと狐みたいなのもいる」と言い出しました。
女性はわからないがそれらは悪いものではないと。
狐も悪さはしないのか?と聞くと「お坊さんがちゃんとしつけてる、あなたたち家族以外にはなにかイタズラするかもしれないが特に問題はないだろう。」とのこと。
いつ来たのかわからないけども例の女はそれとの折り合いが悪かったのか追い出されたのか。
その後社会人になるまで10年以上住み、家の老朽化も雨漏りどころか床下から草が生えてきたりと限界にきて今度は私たちが退去することになりました。
今は更地になり買い手もなかったようで駐車場になっています。
その後住んだ家はなんの問題もなく、こちらも老朽化で退去するまで数年住み続けました。
長くなってしまったので今回はここまで。
現在引っ越して住んでる家でも一度面白いことが起こったので、近いうちにもう一度書き込みます。
悪夢の中で幽霊と取っ組み合いの喧嘩したことあるので、投稿内容を読んでいて共感出来たり恐怖の感情とかも何もかも自分に似ている人だなぁって思ってしまいました。