タイムリープ?謎の老人と出会った話
投稿者:JM (5)
かなり前、私が国家試験の合格発表を控えていた頃の話です。発表まですることがなくぶらぶらと過ごしていました。
そんなある日、自動車で街中を走行中に初老の老人に目がとまりました。
おじいさんは何か探すようにゆっくりと歩いていました。
「いいことしたら神様も合格させてくれるかな」と思い、普段はそんなことしませんがおじいさんの横に車を止めて声をかけました。
「何か探しているんですか?」と訪ねると「駅に行きたい」と。
その場所から駅までは5km位離れていて、おじいさんの足取りでは辿り着けそうもなかったので、駅まで乗せていってあげました。
到着までの間、おじいさんは外の風景を見ながら「昔この辺はこうだった」みたいな話をし、私は「へ~」と言いながら聞いていました。
かなり昔のことなので内容をはっきり覚えていませんが、「少し不思議なこと言っているな」と思ったのを覚えています。
そして駅に到着し私が帰ろうとした時、おじいさんは財布を取り出しました。
財布の中はお札がぎっしり。そこから1枚のお札を取り出し私に渡そうとしました。
私は固辞しましたが最終的には受け取ることに。
驚いたことにそれは新札のようにきれいな100円札でした。
車中の話といい端々に不思議さの漂うおじいさん。
まるで過去からタイムリープしてきたのかのようでした。
真相は分かりませんが、いただいた100円札は今も手元に保管してあります。
その100円札が見てみたいです。
機会があったらお願いします。