演歌に興味のなかった私に起きた不思議なお話
投稿者:イーブ (28)
私が中学生の頃の実体験です。
当時の母は大の演歌好きで、大御所の有名な演歌歌手の大全集を持っていました。
私はというと、男性アイドルグループが好きだったので、全く演歌には興味がなかったのですが、母がいつも休みの日になると大きな音でその演歌歌手の大全集を聴くので、嫌でも自然と耳には入ってきていました。
そんなある日のことです。
夜中にテスト勉強をしていたのですが、急に何故かその演歌歌手の歌が聴きたくなったのです。どうしても、何が何でも聴きたくなって気持ちが収まらなかったので、寝ている母を起こし、CDを奪うかのような状態で部屋でかじりついて聴きました。
当然、そんな夜中ですし、起こされた母はたまったもんじゃありません。「明日にしなさい!」と怒られましたが、どうしても聴きたかったので母も寝ぼけながら私に渡してくれた感じでした。
約1時間くらいでしょうか。その大全集を聴き終わると、嘘のようにスッキリとしてまたテスト勉強に励んだのですが、どうして演歌に興味ない私がその時にそんなに聴きたいと思ったのか不思議でした。
翌朝、テレビのニュースを見て私と母は鳥肌が立ちました。
というのも、その演歌歌手の方が亡くなられたというニュースだったからです。
すぐに母は私に、どうして普段興味もないのに聴きたいと思ったのか聞かれましたが、私もわかりません。昔から私はそういった不思議な力を持っていたのですが、母がそうなるならわかりますが、どうして私がそうなったのか、本当に不思議でした。
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