会いにきた叔母、あの時どうすればよかったのだろうか・・・
投稿者:七福神 (2)
短編
2022/03/03
07:50
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叔母が亡くなったという知らせが届きました。
小さい頃は、よく可愛がって貰っていた記憶があります。
大人になってからは何年も会っておらず、ずっと病気を患っていた事が後に分かりました。
そうか、亡くなってしまったのか・・・。と思い私は床につきました。
床についてしばらく経った時。
突如、物凄い悪寒が私を襲いました。どうやら悪寒のする方向がある・・。
悪寒の正体を知りたい。ええい見てしまえ!と体を傾けると、対面のガラス戸の右上に何かが張り付いていていることに気づきました。
当時私は一人暮らし、誰もいないはずです。
悪寒がさらに強くなってくる・・・。まさか・・いやそんな!!
はっきり見てしまおう!とメガネをかけると、
ガラス戸に張り付いていたのは、叔母の手と顔でした。白い顔、目をひん剥き、張り付いた叔母を見て私は何もできませんでした。叔母を背にして寝るしかできず・・。その日は一睡もできなかったです。
翌日、その旨を母に伝えると、「自分も昨日、姉が姿見に出た」そうで、
それからというもの、叔母の法事は欠かしていません。
叔母は何を伝えたかったのでしょうか?会いにきた叔母・・。あの時、どうすればよかったのでしょうか・・・?
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