幽体離脱と大きくなる笑い声
投稿者:マズダ (7)
高校2年生の夏休み真っ盛りの話です。思春期の夏休み、毎日のように遅くまで遊び私の休み期間の生活は昼夜逆転でした。私の当時の実家の部屋は2階でエアコンは無く、真夏は扇風機と窓を全開にして過ごしていました。
夏休みも中盤の8月の中頃、その日は珍しく早く帰り母とゆっくり話をして夜の11時には布団に入った記憶があります。その日は特になにもしていなかった気がしますが、毎日の遊び疲れか暑さも気にせずすぐに深い眠りにつきました。
そしてふと、なんだか外から話声の様な笑い声のような聞き覚えのある声が聞こえてきて目が覚めました。
部屋の時計は丑三つ時。午前2時すぎだったかと思います。私は起き上がり「なんだろう?」と思い網戸から顔を覗かせ外を見ると、1階のリビングの電気が付いていて母と私の話声、笑い声が聞こえてきました。
少しビクッとしながらも「夢か…」と思い気にせず布団に入ろうとすると何故か布団には私が眠っていました。
どういう事かと焦り窓の外からは甲高い母と私の笑い声。だんだん大きくなっていくその笑い声にパニックになってしまい気を失ったのか気が付くと汗びっちょりで、朝になっていました。
夢なのか、現実なのか分からず「気のせい、気のせい…」と起き上がり、そう思いました。がしかし、ふと窓を見ると網戸が半分開いたままでした。
これが私の体験した不思議な現象です。未だになにがあったのかは分かりませんが、俗に言う”幽体離脱”というものでしょうか?
それ以来私は幽霊も見えなければ金縛りにもなった事が無いタイプなので何も起こりません。
ただあの時もし何かが起こっていたら、自分が戻れなくなっていたら、と考えると少し怖さもあります。
私の母はなにかと感じてしまう?タイプらしくよく家では金縛りに会ったり「誰か連れてきた?」なんて言います。
見えない感じない私はそれを聞く度少し怖さも感じつつ…
見える感じるどちらが良いか分かりませんがもうあのような体験はあまりしたくないと思いました。
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