ヤバいスポットのコンビニ
投稿者:マズダ (7)
数年前、中学時代仲の良かった友達5人と隣県の旅館に行きました。
お昼は旅館近くの川で遊んだり、旅館周辺をぶらぶらしたり、一通り遊び終わったから、汗などの汚れを落とすため旅館の温泉に浸かりました。
そして、20時に豪華な夜食を食べ終え、トランプとかして遊んでいましたが、夜中の23時頃、暇だったから近くをドライブすることにしました。
車を走らせる前、周辺情報を調べていたら近くにヤバいスポットがあることを知って、友達5人とそこに向かうことになったのです。
そのスポットに到着して一通り見回ったけど、特に変わったことは何もなかったので帰路に着くことにしました。
お腹が空いたので、やばいスポットに行く途中で見たコンビニに向かうことにしました。
そのコンビニは大体旅館から1kmほど離れた場所にありました。
コンビニに到着して全員が降りたのですが、自分を含めて”4人しかいない”ことに気付きました。
5人全員車に乗ったはずだ、と思ったけど、そこには友達1人がいなかったのです。
携帯を見るとその人の不在着信が数件入っていたことに気づいて、急いでコールバックしたら、「俺を置いてどこに行ったんだよ!」と怒られので、早急にその彼を迎いにやばいスポットまで戻りました。
帰る時5人乗ったのは恐らく何かの勘違いだろうと思い、その日は皆んな疲れていたから旅館に戻って寝ることにしました。
朝起きてコンビニに行こうと話をしていたら、その話を偶然聞いていた旅館の女将から「この周辺にコンビニなんてないよ」と言われ、私たちは「嘘でしょ!そんなわけない」と、急いで昨日コンビニがあった所に向かったら、そこには辺り一面広がる田んぼがありました。
そして畦道には綺麗なビニールで包まれた無数の花があったのです。女将さんが言うには、それは死者に手向けられた花だそうです。
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