死者のイタズラ
投稿者:kyoto24 (3)
父方の祖父が亡くなった時の不思議な体験談です。
おじいちゃんが逝去し遺体を自宅に安置しお通夜が行われていた時でした。
お父さん、お姉ちゃんと私の三人は交代でロウソクの火が消えぬように寝ずの番をしていました。
朝方2時前に変えたばかりのまだ長い真新しいロウソク。まだ長さも大丈夫だと確認し私は何か飲み物を取りに行こうとその場から離れキッチンへ向かいました。
数分後戻ってくるとロウソクが消えていました。火が消えていたのではなく火が灯っていたロウソク本体が消えてなくなっていました。
私は倒れたのかとも思い慌てて駆け寄り辺りを探してみたものの、ロウソクはどこにもありませんでした・・・。
その後お姉ちゃんと交代し、私は休んでいたのですがお姉ちゃんも同じことが起きたそうです。
そして他にも不思議なことがあってお通夜の日お姉ちゃんがお風呂に入ろうと服を脱いでいたところ、お風呂の中で明らかに人の姿を見たそうです。
脱衣所とお風呂の扉を開けるとその姿は消えたようです。
お寺の住職さんにこの話をしたところ、ロウソクの件は「おじいちゃんのいたずらかもしれないね」と言われました。
お通夜の日ロウソクが消えてなくなったという事例が私の家でだけではなくともあるそうです。
そしてお姉ちゃんがお風呂で見た影。あれはおじいちゃんだと言われました。
なんでも四十九日の間まで死者の魂はこの世に存在してるそうで家の中で姿を見ることはよくあるようでした。
亡くなってしまった時は悲しさでいっぱいでしたがそんな話を聞いたらなぜか安堵し、少しほっこりしました。
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