祖母の三回忌で起こった不思議な出来事
投稿者:kyoto24 (3)
私がまだ小さかった頃に父方の祖母の三回忌で、家族皆で帰りました。
田舎の山の方に家があり、田舎ならではの人の少ない暗い道が続く場所です。
家の構造も古くて、主屋から一度外へ出た離れた場所にトイレやお風呂がありました。明かりも少ない暗いところです。
親戚が20人ほど集まりました。夜になり広間で皆で寝る事になりました。
寝る前に母がトイレに向かい、帰ってくると顔が強ばっていました。
大勢いるのと年配の方も居たので中に誰か入っているかもと思い、ノックをしたそうです。
するとノックが返ってきて待っていました。2〜3分経ち遅いなと思いもう一度ノックをしたそうですが、またノックが返ってきました。
それを4回繰り返したそうです。
さすがに遅いと思いドアに手をかけると開いていたので、中を見ると誰もトイレに入っていなかったそうです。
とりあえず用を足し、すぐに皆が集まる広間に戻ってきましたが、とても怖かったみたいです。
ノックの返ってくるタイミングがバッチリなのと、しっかり2回ノックを返すというところが奇妙でした。
そのまま皆で眠りにつきました。夏の暑い時期でしたが山の近くなので窓を開けて涼みながら寝ていました。
翌朝起きると、皆が蚊に刺されたらしく痒がっていました。身体中に何個も刺されていました。
しかし私だけ一つも刺されていませんでした。
とても不思議に思いましたが、祖母が生きていた頃に私が寝ている時、うちわでずっと仰いでくれて、蚊にさされないように暑くないようにしてくれていたのを思い出しました。
普段蚊に刺されやすい私が刺されなかったのは、祖母が仰いでくれていたんだなと思い、とても温かい気持ちになったのを覚えています。
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