火葬場からの挨拶

祖母が不慮の事故で突然死しました。
前日も電話で話したばかりなのにあまりに突然で言葉がでない程のショックを受けました。

家族の中でも一番仲良しだった祖母、本当だったら私が全て手配して豪華なお葬式にしてあげたかったのですが、
私は海外在住中なのですぐに駆け付けることができず、祖母のお葬式に行けなかっため全ての手配を両親に任せました。

お葬式の大まかな日程は両親から聞いていたのですが、
どうせ参加もできないのでということであまり細かなスケジュールは見ていませんでした。

丁度お葬式の前日接待で飲み会があり、祖母を亡くした悲しみからたくさんのお酒を飲んでしまい

お葬式の日には二日酔いが酷く家でぐったりとしていました。

丁度お昼を過ぎたころでしょうか、○○ちゃん。と私の名前を呼ばれて誰かに肩をたたかれた気がして起き上がりました。
まだお酒が抜けていない状態だったので、昨日のお酒と夢が入り組んだのだろうとさほど気にせずそのまま二度寝をしました。

夜18時頃まで寝て、やっと体内からお酒が抜けた気がして、両親に無事お葬式終わった？と連絡をすると、
13時半に時に火葬終わって今遺骨を家に持って帰って来たところだと返信がありました。

火葬が終わったという時間を見て驚きました…。
私が誰かに呼ばれた気がしたのは確か丁度13時頃、名前を呼んだのは祖母だったか。と思いました。

魂を葬る最後に、お葬式に行けなかった私に挨拶に来てくれたのだと確信しました。