うつ伏せで寝てたのに…金縛りと誰かの声
投稿者:捨 (2)
小学生のころ、寝室のベッドで深夜寝ていたら、金縛りにあいました。
仰向けに寝ている私の上に誰かが覆いかぶさっているような感覚があり、どうしても体を起こすことができません。
とても怖くて声を出すこともできなかった私は、心の中で「南無阿弥陀仏」と何回も何回もつぶやきました。
目を開けることも出来なくて、ひたすら怖さと戦っていると、今度は小さな女の子の歌声が頭の中に響いてきます。
誰でも知っているような童謡を歌っている声が何曲か流れてきたのですが、はっきりいって歌声が聞こえてきた段階で、私は「心霊現象だ!」と確信して恐怖はマックスに。
隣の部屋で姉が勉強していたので、なんとか助けを呼ぼうとしたのですが全く声は出てきません。
胸の上に誰かが乗っている気配を感じて、もうだめだと思った瞬間、突然体の上にのしかかっていた重さが消え、金縛りが解けました。
私はすぐに体を起こして助けを呼び行こうとしたのですが、その時に気づいたのです。
私はうつぶせに眠っていたということに・・・。
一連の出来事は、確かに仰向けの状態で起こっているという認識が私の中ではありました。
いったいいつからうつ伏せで眠っていたのか、それとも仰向けで眠っているという事実が幻だったのか、今でも全くわかりません。
身体が動かせるようになって、隣の部屋の姉に今あったことを話したのですが、「何も物音はしなかったし、静かに寝てたよ」と言われて終わりました。
それからしばらくは、私は仰向けに眠ることが出来なくなり、大好きだった心霊現象の本も読めなくなりました。
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