旅行業界ではであるあるの怖い話
投稿者:台風一家 (1)
昔旅行会社で働いていた時、派遣で添乗員をやっている人から聞いた話ですが、古い旅館や海外のホテルに行くと、毎回ではないにしろ、お客さんから「幽霊が出るから部屋を変えて欲しい」という申し出が良くあるそうです。
特に毎年あるのが、グアムやサイパンなどに旅行に出かけた人が、泊まった部屋に幽霊が出たというものです。
そうした申し出があった時、空きの部屋があれば変更可能なのですが、お盆休みのシーズンだと当然空き部屋はなく、仕方がないので我慢してもらうか、添乗員部屋に移動してもらうようにしました。
とはいえ、添乗員部屋はもともとお客さん用に用意するような部屋ではないので、その部屋のほうがいわくつきで幽霊が出る確率は高いとのことでした。
お盆シーズンは連休が取りやすいことで日本人は続々とリゾート地に出かけますが、沖縄だけでなくグアムやサイパンも戦争時代はたくさん人が亡くなった場所なので、そのシーズンに行けば出ない方がおかしいらしいです。
しかし、わざわざ旅行客にはそんなことは言えないので、部屋に幽霊が出たとお客さんに言われても、あまり驚かないとのことでした。
また、日本の旅館でも大体添乗員用に用意されている部屋は良い部屋ではないので、高確率で幽霊が出るそうです。もともと霊感がない人であれば別に何も感じないようですが、霊感がある添乗員は部屋に入ったとたんに「出る」と分かるそうで、そうした部屋ではまず隠れている場所におふだが貼られていないか探すそうで、中にはトイレの天井におふだが貼られていた部屋もあったそうです。
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