お盆には霊が来るのかもしれない
投稿者:灯火 (5)
二年前の夏に体験した出来事です。8月のお盆の時期だったと記憶しています。
その夜はとにかく暑くて、寝苦しい夜でした。
夫は出張、息子は友達の家に泊まりに行っていて私は一人でした。
電気は消していましたが、テレビをつけっぱなしにして、何となく見ながらベッドに横になっていました。
少しうつらうつらしていたかもしれません。・・・が、自分以外誰もいない家で、エアコンをつけている為にしっかり閉めていたドアが急にすっと開いて、びっくりして目を開けてそちらの方向を見ました。
でも、動くのは目だけ!身体は全く動きません!一体何が起こっているのか?これは夢・・・???怖い怖い。
とにかく、なんとか、ドアの方を必死で見ました。すると、姿は見えないものの、何かがすーっと入ってくる気配がするんです。空気が動いている・・・そんな気配を感じました。
そして、それはこちらに向かってくる・・・。そう思いました。
もう怖くて怖くて、暑い夜でエアコンも除湿にしているのに全身に鳥肌が立っていました。
すると、ふっと何かが足元からじわじわと上がってくる気配がしました。気配というか、もうみしみしと足元から何かがほふく前進してきてるような、そんな重みと圧を感じるのです!
恐怖で私は身動きできないまま、ただ、じっとしていました。そこでふと、小さい頃から母親に覚えさせられていた般若心経を思い出しました。
うちは祖母、叔母や兄がよく金縛りにあっていて、金縛りにあった時は般若心経を唱えると良いと聞いていたんです。
私はいまだかつて、それまでこんな経験をした事が無かったので、自分には無縁だと思って聞き流していたんです。しかし、この事を思い出した事は本当に幸運でした。
足元からじわじわと上がってくるその何者か?が、太ももを超え、お腹を超え、胸にやってきた辺りで懸命に般若心経を唱えていると、ふっと気配も圧も消えました。そして、同時に身体が動いて、飛び起きました!ドアの方を見ると、ちゃんと閉まってます。何が一体起こったのか・・・。私は結局朝まで一睡もできず、タオルケットを頭からすっぽり被って、一晩中録画していたバラエティ番組を見て怖い気持ちを紛らわし、震えながら過ごしました。
翌日、帰ってきた夫と息子に話すと、実は息子も夜中にトイレに行った時に何か怖い気配を感じたり、影みたいなものを見た事があるというのです。でも、気のせいかな・・・と思っていたそうです。夫は非科学的な事は信じないので、怖い夢でも見たんだろ?と言われましたが・・・。それから私は般若心経が書かれた手ぬぐいを枕の下に忍ばせ、ベッドの柱にお守りを貼り付け、息子にも寝る時は数珠を手首にして寝なさいと言いました。
それからその気配は消えていますが、夏になると思い出して今でもぞっとします。
睡眠障害は遺伝するのかな?