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saraさんによるにまつわる怖い話の投稿です

お返し習慣
短編 2026/02/22 12:39 108view

一人暮らしの女子大生、サキの家のドアノブに、ある日から小さな贈り物がぶら下がるようになりました。
最初は「かわいいヘアピン」、次は「お菓子」
サキは隣に住む優しいおばあちゃんの差し入れだと思い、「いつもありがとうございます」
とメモを貼りお返しにクッキーを置きました。
すると翌日、お返しのお返しとして
「サキが昨日無くしたはずのイヤリング」が
届いていました。
「あ、見つけてくれたんだ!」サキは嬉しくなってまたお礼のメモを貼りました。
数日後、サキが夜、部屋でテレビを見ていると、
スマホに見知らぬ番号からメッセージが
届きました。
「クッキーおいしかったよ。またお返しを
置いたから、今すぐ見てね」

サキは不思議に思いました。おばあちゃんに
電話番号は教えていないはずです。
玄関を開けるとそこには
「サキが今着ているパジャマ」と同じ柄の、
切り刻まれた布の束が置かれていました。
恐怖でパニックになったサキは、直ぐに隣の
おばあちゃんの家へ駆け込みました。
「おばあちゃん!変な人が私の番号を知ってて…!!」
おばあちゃんは困った顔をして
「サキちゃん、なんの事だい?私は一度も、
贈り物なんてしてないよ。ただ、サキちゃんの
部屋から毎日ガリガリ、ガリガリって、
壁を削る音がしてたから、心配してたんだ。」

サキは震えながら、自分の部屋へ戻りました。
そして、音がしていたという壁の隅っこを
恐る恐る確認しました。
そこには、ポスターの裏側に隠れるようにして、
人が一人やっと通れるくらいの「穴」が開いて
いました。穴の向こう側は隣のおばあちゃんの
家ではなく「誰も住んで居ないはずの空き部屋」
に繋がっていました。
サキが穴を覗き込むと、暗闇の中からスマホの光
がパッと光りました。そこには、サキの事を録画
しているスマホを持った男が座っていて、ニヤリと笑ってこう言いました。
「次は、僕が君の部屋にお返しに行く番だね」
男が持っていたスマホの画面には、今、背中を
向けて震えているサキの姿が映っていました。

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コメント(2)
  • 貰っていた食べ物になにか入っていたとか思うと怖いね

    2026/02/22/12:42
  • こわ

    2026/02/22/12:42

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