きづいた おそいけど
うしろむいたらのどがあった
のどのうらに顔があって
おれがあれで おれじゃなかった
────やっと喋れる。
ノドガひらいたから。
あけてくれたのか?
ちがう、ひらいたのはアイツだ。
【以下、日記らしき走り書き】
1がつの?にち
のんだ。
ひとのかおってこんなにうすかったっけ?
うすくて、うすくて、つまようじでめがつぶれた。
なにもしてないのに。
2がつのないび
なにもないってかいたけど
「なにもない」ってのが、いた。
「なにもない」は口がひらいてた。
のどしかなかった。
のどだけで うたってた
「オマエノコエヲカエセ」
※ つめがない。
※ なぜかうでにかおがある。
※ のどがない。
※ かおのしたにべつのかおがある。
※ それがわらっている。
【意味のあるようでない、でも読めてしまう断片】
きこえてる? のどのうらが喋ってるだけ
ぼくはだまってる、でも言葉が出る
のどのうらに誰がいる
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