うつぶせ

これは、私が
初めて勤めた会社で
お世話になった
先輩にまつわるお話です。

地方出身の私は
就職するにあたり、寮がある会社を
いつくかピックアップし
その中でも、楽しそうだと思った
観光会社へ就職を決めました。

その会社での寮生活は、

何も分からない新入社員の面倒を、
私たちより１年先に就職をした
先輩方が、新入社員と２人１組となり
同室の部屋子の用な形で
面倒を見ながら共同生活を送る、
というような仕組みを
代々採用していたようでした。

私の部屋の担当となった先輩は、
とても優しく
姉のように接してくれ

日々の会社での過ごし方など
分からない事はなんでも
教えてくれました。

そんな、姉のように
慕わせてもらっていた
先輩ですが、
もともと霊感が人より強いらしく
先輩の同期の方と
２人部屋だった時には
どちらが早く眠れるか
常に競争だったようなのです…