誰にも見えないギャル
投稿者:どろりっち (7)
これは私が高3の時に体験したお話です。
私は下校時、友達と一緒に帰るのですが友達が利用する駅まで一緒に行ってそれから自宅へ帰ることが多いです。
喋りながら帰るのですが、私も友達も話が弾んで区切りがつかず、いつも間にか駅まで来ていた。ということが大半の理由なのですが笑
また、友達が腰痛持ちで駅までの道のりの途中に踏切があって、転んだことがあると言っていたので…心配だからという理由もあります。
私も友達も同じ看護学校の看護学生をしています。
その日は校内実習があって、友達が寝不足気味だと言っていたので、駅まで一緒に歩いて行ったのでした。
不思議な出来事は自宅へ帰る途中で起こりました。
不思議な出来事が起こる前に予兆のようなものがあって…
私はイヤホンでで音楽を聞くのですが、←有線のイヤホンを愛用しています
イヤホンジャックにイヤホンを刺しているのになかなか接続してくれず…Spotifyも最初の画面で固まっちゃって、なかなか動いてくれませんでした…。
どちらの問題もやっと解決して曲が聞けるようになったのですが、ふと前を見ると、
私と同年代位の人で
腰まで伸ばした長ーい茶髪に、太ももの半分くらいの長さのミニスカート、ルーズソックス…
平成初期のギャルみたいな人が目の前で歩いているではありませんか!?すごい時代錯誤…。ルーズソックスってあんなにもりもり?してるんですね…。
その人は制服を来ていたのですが(コスプレとかではないと思われる、並の学生服のように作りもしっかりしていた)、私の地域の学校の制服ではないのです。
さらに不思議なのが、誰もその人のことが見えていないようでした。
私の住んでいる地域はド田舎で、御年寄の比率が高いです。だから道行く人はほぼ御年寄です笑
あんなに派手な格好をしていたら…目立つこと間違い無しですし、御年寄は黙っていないと思います…( ̄▽ ̄;)
ですが、道行く人は誰もその人のことが見えておらず、ランニングしているおばあちゃんがいたのですが、肩と肩がぶつかりそうになってました。そこまで近づいていたら普通気づいて避けますよね…?
既に違和感が生じていたのですが、この後の出来事によって、その人は少なくとも人間ではないということが確定しました。
その人はブレザーを着ていて、胸ポケットには校章がついていました。どこの制服だろうと気になったので、その人を追い抜いて行くついでに校章をちらっと見てみようと思った私は、競歩並の早歩きでその人を追い抜こうとしたのですが…
どんなに歩く速度を早めてもその人に追いつけないのです…:(´◦ω◦`):
しまいには小走りしてその人を追いかけましたが、追いつけず。
その人はさっきから歩くペースは変わっていないのに…。
後ろ姿しか見ることができません…。
鳥肌が立ちましたし、なんだか、これ以上追いかけたら大変なことになるという気がしたので、追いかけるのは諦めて、そのまま家に直帰しました。
そんなお話です。
ルーズソックスまた復活してるみたいだね。
ランニングしてるおばあちゃんの方が霊だったりしてね