不思議な夢の話

30代、社会人の男です。私が見た不思議な夢の話です。いつも見る夢とは違い、なんだか現実なのか夢なのかわからない始まり方をしました。

中学生だったころからたまに金縛りらしきものにあうのですが、夢の内容はいつも寝ている布団から目が覚め金縛りにあうところから始まるんです。親が1階で私は2階で寝ているのですが、金縛りにあって苦しい為なんとか這いずって親を起こそうと階段のところまで行くんです。

声が出せない為唸るような形で声を出し助けを求めたのですが、親は起きてくれませんでした。そこで一度目が覚めました。（嫌な夢だったな）と再び眠りにつきました。

すると、再び同じ始まり方の夢を見たんです。今度は階段で唸っていると親が起きてくれました。しかし何故か親がびっくりした顔で私の事を指さすのです。なんだろうと思い這いずったままの体勢で後ろを見ると、私の背中と肩あたりにたくさんの手があり体を掴んでいました。

そこでびっくりしたまま目が覚めました。現実でも心臓がドクドクして息切れをしていました。

そこから少しの間眠りにつけずいましたが、気づいたら眠ったのでしょう。再び夢をみました。

今度は、ボロイ船の部屋に攻め込んできているゾンビと戦うという、夢らしいといえば夢らしい始まりでした。その夢の中で顔は知らないが、一緒に戦っている人達がしきりに、「お前はたすけてもらったんだぞ！」と言っていました。

シーンが変わり船の中の売店のような場所にいました。売店のおばちゃんにお金を払おうとした時に、私は商品の下にクレジットカードのようなものが落ちているのに気づき拾いました。そのカードには「救世久亜○○」みたいな感じで名前が書いてありました。（名前はこの文字以外はっきり覚えていないです）

それを見た売店のおばちゃんが「その人がさっきアンタを助けてくれなかったら危なかったよ」と言われました。夢の中で何故か自分でも「ああ、さっき助けてくれたのか」と強く思いました。朝になっていて目が覚めました。

その時はいつも以上に夢の内容を覚えていて不思議に思いました。気になってスマホで「救世」と検索しました。すると奈良の救世観音が出てきたんです。一気に鳥肌が立ちました。でも助けてくれたのかな？とか、そうじゃ無ければ夢から目覚めなかったのかな？と思いました。

そんなことを思いつつ1週間ほどたった時に、会社から有休を頂き何の予定もない休みができました。まだ夢のことが気になっていた私は朝から（良し、助けてもらったんだから奈良にお参りに行こう）と思い車で高速に乗り一人で奈良を目指しました。車で1時間半ほどで到着する予定でした。

途中トイレ休憩にパーキングに寄った時でした。トイレを済ませ、中にあるコンビニで飲み物を買い、車に乗りエンジンをかけた時でした。かからないのです・・・

2，3回試しましたがかからずロードサービスを呼びました。原因はバッテリーが上がっていたと普通な事でした。しかし、ライトをつけっぱなしにしたわけでもないし、普段エンジンのかかりが悪かったこともありませんでした。まあでも、たまたまだろうと思いつつもなんか嫌な気がした為、その日は自宅に戻りそのまま車屋さんに行きました。

あれからまだ奈良には行っていません、なんとなく来るなと言われたきがして、あのまま無理して奈良まで行っていたらなんかあったのかもしれないですし、何もなかったかもしれませんが、私にとってとても不思議な体験でした。