奇妙な出来事 リアルすぎる夢
投稿者:ずっ波 (1)
私が高校生の頃に体験した話です。
ベッドで寝ているところに一通のメールが届きました。
着信音で目を覚ました私は携帯(当時ガラケー)の画面を確認しようと、いつも携帯を置いている場所に手を伸ばしました。
しかし寝ぼけているせいで、内容が頭に入ってきませんでした。
時刻は早朝5時頃で、外は薄明るくなっている頃だと思いました。
まだ起きる時間ではないし、二度寝をしようと携帯を置くと、突然部屋の空気が重くなったような感覚がありました。
何だか分からないけどなんか怖いな、嫌だなといった感覚でした。
怖くなった私は少し早いけどもう起きてしまおうと寝室から逃げるようにリビングに向かいましたが、今度はリビングの壁の奥の方から床にかけて何かが這っているような重い空気を感じました。
私以外に家族はおらず、その日は1人で過ごしていたので、あまりの怖さに家の近くのコンビニへ避難しようとパジャマのまま家の外に出ました。
すると、もう明るいと思っていた外は深夜2時のように真っ暗でした。
怖い怖い怖い怖い……!そう思いながら急ぎ足でコンビニに向かっている途中で1台の車が通りかかりました。
藁にもすがる思いで運転手に助けを求めようと車に近付きました。
次の瞬間、私はベッドの中にいました。
今までの景色と今の視界に全くのブレがなく(いつもは夢を見た時は寝起きでも夢を見たと分かっている)、何が起きたのかわからず戸惑っていました。
たった今外にいたのに、ベッドの中にいた時間まで巻き戻されたような感覚でした。
暫く呆然としていましたが、リアルな夢を見たんだと思うようにし、そういえばメールが来ていたなと思い携帯を確認しましたが、そのメールは見つかりませんでした。
恐らく最初に起きたところからが夢だったのだと思いますが、その夢は今まで見た事がない奇妙なリアルさで、それ以降似たようなリアルな夢は一度も見ていません。
今でも忘れられない奇妙な出来事でした。
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