鎌倉に住む同僚の怖い話
投稿者:QP (5)
これは私が東京で働いていた頃の同僚の話です。
同僚は歴史的な街並みと自然に囲まれた環境に惹かれ、東京からは少し遠めですが鎌倉に家を借りて住んでいました。そこには一度休日に遊びに行ったことがありますが、ある大きな邸宅の離れを借りているようでした。離れといっても平屋ながら独立して暮らせる設備が完備された一軒家で、同僚が借りるまでは大邸宅のご主人のご両親が住んでいたそうです。同僚に
「いい場所を見つけたな」
とちょっと僻みっぽく言うと、
「そうだろ?その割に家賃は格安なんだ」
と自慢げに答えました。ただその後、同僚は少し暗い顔になり、
「けど一つ気になることがあるんだ」
といいました。私は
「何?」
と聞くと、
「出るんだ、幽霊が・・・」
「えっ!幽霊」
と思わず私は大きな声を出してしまいました。同僚によるとその幽霊はこの離れに住んでいたお婆さんだというのです。それから同僚は近所の人から、
「ここにお年寄りのご夫婦が住んでいたけどお婆さんが認知症になり、お爺さんが介護していたの。そしてほどなくしてお爺さんが病死した。その後お婆さんの面倒はご主人の奥さんが見ていたそうだけど、しばらくしてお婆さんは一人で外出したまま未だに行方不明らしいわよ」
と聞いたらしい。私は、
「なぜ幽霊がお婆さんと分かるんだ?」
と聞くと、
「幽霊自身がが『昔ここに住んでいた』と言ったんだ」
「お婆さんの幽霊が?」
「そう」
「じゃ、そのお婆さんの幽霊にどこで亡くなったのか聞けばお婆さんの遺体が見つかるのでは?」
というと同僚は、
「もう聞いたよ」
「えっ!どこ?」
「この家の壁の中だって」
「・・・・」
その後の新聞によると鎌倉で家の壁の中から老婆の白骨死体が見つかり、犯人としてその家の奥さんが逮捕されたとのことでした。
良ホラー
婆さんはどこだ!みたいなラップのコピペ思い出してしまった
その後、おばあさんらしき幽霊はでなくなりましたか?
妻が逮捕されてよかった
妻に自分の親の世話を丸投げした息子は罪には問われない。なんかせつない。