長崎で有名な夜景スポット鍋冠山公園で起こった怖い話
投稿者:ゴース (1)
長崎の夜景は世界新三大夜景にも認定されるほどとても綺麗で、デートには欠かせないものです。
5年前の11月頃の話ですが、その時に付き合っていた彼女とドライブで鍋冠山公園へ夜景を見に行きました。鍋冠山公園は、地元の人であれば知る人ぞ知る夜景スポットです。
駐車場に車を停め、展望台へとあがりました。展望台からは長崎の町を一望することができ、二人で「綺麗だね」と言いながらその美しさに見とれていました。
すこし寒くなったので私が「そろそろ帰ろうか」というと、彼女が「まだ帰りたくない」と言うので展望台をおり、駐車場近くのベンチに座りました。
すこし時間が経って、なんか彼女の様子が少しおかしいなあと思っていると、彼女がかすれた声で「いる・・・」というのです。私は「なにが?」と聞き返しましたが、彼女の返事はありません。そして、彼女は何もいわずに立ち、「戻ろう」と言い速足で車へと向かいました。
彼女の後を追うため、なにがなんだか分からず私も立ち上がり、忘れものがないかベンチに目を向けたときです。座るまえにはなかった黒いものが置いてあり、なんだろうとよく見ると、そこには黒い数珠があったのです。
私も慌てて車へと向かい、急いで帰りました。帰り道で、私は「ベンチに黒い数珠が置いてあった」と彼女に伝えましたが、「そっか」というだけであの時に言った「いる・・・」の意味を教えてくれませんでした。
彼女があの時に何をみたのかなんとなくわかりますが、怖くて今でも聞けません。現在、私の妻となった彼女とはあれ以来、鍋冠山へは行けてません。
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